リハビリテーション室

リハビリテーション室

さんあい介護医療院リハビリテーション

 リハビリテーション室には常勤(理学療法士3名 作業療法士6名 言語聴覚士4名)13名のスタッフが在籍し、医師の指示のもと他職種と連携を図りながら、患者様の日常生活機能の維持・改善のお手伝いをしています。

 一般的にリハビリの訓練は単調で辛くなりがちですが、少しでも楽しい時間と感じて頂けるよう、各セラピストが、趣向を凝らして実施しています。また、各セラピストが、環境調整や場の設定を行うことで患者様同士が触れ合ったり、1つのことに皆で取り組む機会も設けています。
 私たちリハビリスタッフの目標は、患者様がその人らしく生活できるようサポートしていくことです。そのうえで、一番重要なことは『患者様・ご家族のご希望』を知ることにあると思います。ご希望に十分添えないこともあるかとは思いますが、よりよい生活を送ることができるよう、常に患者様の側に立った視点で考えていきます。些細なことでも構いませんので、お気軽にお声掛け下さい。



病棟配置体制

 当施設では各セラピストをそれぞれ担当病棟へ配置させて頂いております。このことにより、利用者やご家族、各階フロアスタッフともコミュニケーションがとりやすく、早い段階で利用者の変化に気づいたり、ケアについての話し合いを持ったりすることが可能となっています。また、リハビリテーションの大きな柱である、生活動作のリハビリも行いやすい環境にあると思います。ご希望の生活環境に即した動作の獲得を目指していきたいと思っています。



ショートステイのリハビリについて

 当施設では、「良くするショートステイ」をコンセプトに、できる限りご利用者一人一人に対して、多くの時間関わることができるよう工夫しています。短い時間であるため、リハビリ訓練内での変化はあまり無いものと思いますが、必要と思う情報のご提供を書面やファイルでさせて頂いたり、ご在宅での会議やミーティングにも参加させて頂いたりすることによって、その方が、普段の生活でできるだけ主体的に、安全・安楽に、持ちうる力を発揮していけるようなサポートをさせて頂きたいと思います。



スタッフのご紹介

理学療法士 (3名在籍)

 理学療法士(PT)は、身体の不自由さにより日常生活を自由に送ることができない利用者様が、より自立した生活が送れるように関節の動き、筋力、バランス能力、体力の維持向上を目的として、寝返る、起きる、座る、立つ、歩く等の動作の練習、ベッド上や座った状態での姿勢の調整等を行っていきます。またリハビリテーションの様子を見学して頂く中で、家族様と行うことが出来るリハビリ方法の伝達も行います。
 私たちと一緒に体を動かしていくなかで、出来ることが増え、日々の生活が少しでも活動的になるようにサポートしていきます。   



作業療法士 (6名在籍)
作業療法士(OT)は、患者様がよりよい日常生活を送るために必要な訓練を医師の指示のもと実施いたします。
 食事やトイレの動作をはじめ、趣味活動など、利用者様にとって大切な意味のある「活動」「作業」に焦点を当て、リハビリを行わせて頂く職種です。利用者により生活環境・生活スタイル・大切と思われている活動は違います。それぞれの利用者の生活場面を想定し、利用者様個々の目標に沿った訓練を実施いたします。



言語聴覚士 (4名在籍)

 言語聴覚士(ST)は、脳血管疾患や加齢等の原因により、コミュニケーション面・摂食嚥下(食べる事・飲み込む事)に支障をきたした利用者様に評価・訓練を行う専門スタッフです。
ことばによるコミュニケーションには言語、聴覚、発声・発音、認知などの各機能が関係し合う為、その障害への支援は多岐に渡ります。
 当施設での具体的な訓練内容としては、発声発語器官の運動や発声訓練などの機能訓練はもちろんの事、その方とのコミュニケーション方法の伝達、適切な代替手段の検討などの環境調整も行っています。
摂食嚥下に対しては、食べ物を使った訓練と食べ物を使わない訓練があります。
 食べ物を使った訓練では、その方に適した食材を使って噛む事や飲み込む事の練習を行っています。今現在食べることが難しい方には口腔ケア・顔や頸のマッサージ等の食べ物を使わない訓練から開始します。
 当施設は維持期の施設という事もあり、利用者様一人一人に合ったリハビリをリラックスした環境の中で楽しみながら行って頂ける様に心がけています。



自然とリハビリテーション

 当院の裏側には山が広がっており、豊かな自然環境を利用した歩行訓練や園芸、農作業などが行いやすい環境にあります。利用者1人1人の、生きてこられた背景や興味によって組み合わせながら行わせていただいております。