ディケア学会

画像をクリックすると拡大します。


今回、私達は個別性を重視したリハビリの取り組みを行いました。


2019年に通所リハビリテーションを開設し、個別リハビの他に筋トレやリラクゼーションを提供しています


個別のリハビリについては、皆んなが同じメニューの繰り返しになってしまっていることに気が付きました。


当院は事業計画では個別性の対応や重要性を謳っています。しかし実際は利用者のニーズに答えられていないことに気がつき、今回その要因を見つけて改善することを考えました。


通所リハビリ室では複数回会議を開いて、個別性を重視したリハビリプログラムを考えることとしました。


方法1として日勤責任者を配置してセラピストと職員の情報共有を円滑に行えるように改善しました。またカンファレンスを増やして個人メニューの作成などを行いました。他にも勉強会を増やして意見交換が出来る環境を整えました。


方法2として、今まで一箇所に固まっていた機材を特色ごとに分けることによって、利用者自身が何を目的としてリハビリをしているのかが明確にわかる様に変更しました。


結果的に利用者の目的意識を向上することが出来たことを感じています。それぞれに達成感と自信がつくことによって通っている安心感もあるとの声も聞かれます。


マシン・集団体験・平行棒のリハビリ風景です


メニューの提案→個別メニュー の風景です。(様々なメニューを揃えています)


利用率グラフ 2月と4月は大きく上がっています。


考察 業務改善をすることによって利用者様の自主性が生まれ、リハビリへの取り組み方が変わったと考えます。また職員の意識も向上することによって、お互いに相乗効果が生まれる結果となりました。


まとめ 利用者様の意欲・主体性が生まれて大きく改善出来ました。今後も利用者様と一緒に目標達成に向けてやっていきたい。ただし今後、日々の生活の仕方を提案していけるかを考えていく